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呼吸器系の病気で肺がんと並んで最近増えている病気がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。
肺の構造は大ざっぱに言うと、鼻に近い方から気管→気管支→肺胞になります。肺胞の周りには毛細血管があり、肺胞の壁を通じて酸素と二酸化炭素のガス交換が行われています。
たばこの煙や有害物質が肺に吸い込まれる事で肺胞にダメージが加わり、一つの肺胞の壁が壊れて隣の肺胞とつながってしまって、膨らんでしまう病気が肺気腫です。肺胞の壁が少なくなると肺胞の表面積が減ってガス交換に支障を来します。
気管支に慢性のダメージが加わった病気が慢性気管支炎です。息切れや咳や痰が長く続く症状がみられます。肺気腫と慢性気管支炎の2つをCOPDといいます。以前は気管支喘息もCOPDに入っていましたが、現在では別の疾患としてとらえられています。
日本ではこのCOPDの患者は500万人位いると考えられていますが、治療を受けているのはその1割程度と言われています。COPDは息切れから始まりますが、初期には病気であることがわからない場合が多い様です。
一度壊れてしまった肺胞や気管支は、元には戻りませんが、病気の進行を遅らせて、症状を改善することが可能です。喫煙歴の長い人や高齢の方で、最近息切れに気づく様になった場合は、早めに医療機関を受診してください。
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