医学と健康の用語集は、医学や健康、医療の分野で出てくる様々な用語をわかりやすく解説するサイトです。癌、糖尿病・高血圧・高脂血症・痛風などの生活習慣病、認知症、更年期障害などに関連する医学用語を掲載しています。各専門分野は50音順となっているので知りたい用語がすぐに調べられます。基礎医学や社会医学・公衆衛生の分野も網羅しているので、医療系学校の試験対策にも役立ちます。
googleで世界中のサイトを検索したり、このサイト内に限った医学語検索が可能です。
抗利尿(こうりにょう)ホルモンは別名バソプレシン(ADH)と言われている尿量を調節するホルモンです。下垂体の後葉から分泌されます。抗利尿ホルモンは視床下部で作られて、下垂体後葉に蓄えられ、必要に応じて血液中に分泌されます。
腎臓は血液中の老廃物を濾過して、有害なものを尿として排出する働きがあります。腎臓の中には糸球体(しきゅうたい)という血液を濾過する部分があり、一日に180リットルの尿の原料が作られます。糸球体で濾過された尿の原料は尿細管と集合管で再吸収されて、最終的に一日に1.5リットル程度に濃縮されます。この再吸収を加速しているのが抗利尿ホルモンです。
抗利尿ホルモンは、循環血漿量(体を流れる血液の量)が減ると分泌が多くなります。ですから、水をたくさん飲むと循環血漿量が増えるので、抗利尿ホルモンの分泌が少なくなり、水分の再吸収が減り、尿量が増えます。逆に夏の炎天下に汗をかいて循環血漿量が減ると、抗利尿ホルモンの分泌量が増え、尿量が少なくなり、尿で水分が失われない様になっています。
抗利尿ホルモンの分泌が悪くなる病気には尿崩症(にょうほうしょう)があります。一日に尿が10リットル位出て、ひっきりなしに水を飲む症状があります。この病気の治療法では、抗利尿ホルモンの点鼻をしてホルモン量を補給する治療法もあります。
« (コウナイエン)口内炎 | 医学と健康の用語集トップページ | (コウネンキショウガイ)更年期障害 »